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追分本陣村井家住宅

追分本陣村井家住宅

大阪と奈良を結ぶ古い街道沿いにある宿場屋敷で、奈良市指定の文化財。ここが大和郡山との分岐点であるため追分の本陣と呼ばれる。大和郡山藩の藩主が19世紀の初めに参勤交代の休憩場所として建設したもので、茅葺きと瓦を組み合わせた屋根が特徴の大和棟形式が珍しい。

暗越奈良街道は大和と難波をほぼ一直線に結んだ古道で、生駒山越えの最短ルートであったため、往時は交通量が多く、主要道として存在した。現在の国道308号線とほぼ一致する古道を、暗峠を越え、平城京跡あたりまで走る。牛車や馬の通行を想定して作ったと思われる古道は、まるで林道のようにアップダウンする狭い道で、とても今の車社会に適合した道ではない。ただし、今から数十年前までの2000年の間、人馬が行き来し、旅籠や茶屋も賑わったと思われる。街道に沿う石仏寺や道脇の石仏そして石畳にそういう趣きを感じるし、暗峠あたりの町並みや追分本陣村井家などに名残がある。好きになりそうな道だ。

  • ジャンル:
  • 住所:奈良県奈良市大和田町1912
  • 電話番号:0742-34-1111
  • 営業時間:
    オススメの時間:
  • 定休日:
  • 料金:
  • 駐車所:なし